第797回ハイキング 大満足の岩場、加西アルプス
下山報告

第797回ハイキング 大満足の岩場、加西アルプス

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「北条鉄道って、なんだか旅情があるね」
そんな声が聞こえてきたのは、播磨下里駅に到着した瞬間。菜の花と田園風景に包まれた、のどかな無人駅。ローカル線に揺られて、今回はなんと20名ものハイカーが集結しました。目指すは、岩場と絶景が魅力の“加西アルプス”。

スタートは善防山へのアプローチ。斜めに傾いた大岩を、手足を使ってよじ登るようなスリリングな場面もあり、自然と笑みがこぼれます。道中にはヤマツツジが咲き誇り、春の山を彩ってくれました。ただ、この日は季節外れの暑さで、気温はまさかの30℃超え。まるで真夏のような日差しの中、こまめな給水をしながらの登山となりました。

善防山の山頂でひと休みした後は、吊り橋を目指して下山。目の前には若松山がそびえていましたが、体調や時間を考慮し、今回は登頂を断念。代わりに、古法華寺でゆったりとしたランチタイムを満喫。お手洗いや自販機もあり、安心して休めるスポットです。

そして午後は、今回最大のハイライト「馬ノ背」へ。急傾斜の道を汗だくになりながら登ると、尾根にたどり着いた瞬間、涼やかな風と壮大な岩の稜線が迎えてくれました。
「来てよかった!」
そんな声があちこちから聞こえるほどの絶景に、これまでの疲れも一気に吹き飛びます。

下山では、昨年道迷いで通れなかったマイナールートへ挑戦。今年はしっかりクリアし、見晴らしの良いポイントから振り返ると、さっき歩いた馬ノ背が一望でき、達成感もひとしお。

下山後は、ふく蔵Cafeでお楽しみタイム。木の香り漂う蔵造りの空間で、日本酒、チーズケーキ、パフェなど各々が思い思いの甘味を堪能し、会話にも花が咲きました。お土産コーナーでは、みなさんしっかり“ふく蔵の逸品”を抱えていましたね。

そして最後は、法華口駅までのんびりとした河川敷歩き。途中、キャベツのたたき売りをしている農家の方に遭遇し、「これはお得!」とばかりにみんなで買い占め状態。春の陽が傾き始めた道を、笑顔とともに歩き、解散となりました。

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投稿者

大阪府

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