はじめに
先日、一緒に御岳山に行った師匠がモンベルの山岳保険に加入していましたので、モンベル短期山岳保険を
徹底的に調査してみました
モンベル長期山岳保険は後日調査します
師匠は傷害補償に魅力を感じたとのことです。過去の経験から登山中の怪我が一番怖いと申しておりました。では、モンベル短期山岳保険を:
小学生にでも
分かる言葉で
解説します
この記事は以下の方々を対象としています。
日帰り~6泊7日までの
短期保険をお考えの人
登山初心者
登山未経験者
iPhoneやGoPro、一眼レフカメラなど高価なものを携帯し登山している人
他の保険(生命保険や自動車保険など)で
入院・傷害保険に加入していない人
89歳以下
仕事で山に行かない人
モンベル(mont-bell)の短期保険には大きく2種類あります
2種類とは:
(1)小学生でも登れる山に行く場合
(2)ピッケルやアイゼン、ザイルなどを「何ですか?それ?」と聞いたこともないような道具がないと登りづらい山に行く場合
です。
この記事では登山未経験者さん、初心者さんを対象にしていますので、(1)の小学生登山用の保険について説明します。
モンベル短期保険には「小学生登山」の期間の長さに応じて:
3つのプラン
があります。山に行って何泊するのかでプランは決まります。3つのプラントとは以下です。
1泊2日
3泊4日
6泊7日
この3つのプランにはそれぞれ:
1または2つのコース
があります。3つのプランにあるコースを数えてみますと:
全部で5つのコース
があります。ひと昔前の携帯プランと同じくらい難しいです。分かりやすく表にしてみました。
モンベル短期保険料金を表にした
小学生登山保険
(モンベル野あそび保険)
プラン | 1泊2日 | 3泊4日まで | 6泊7日まで | ||
---|---|---|---|---|---|
コースコード | SA12 | SB12 | MA12 | MB12 | LA12 |
山まで来てもらい 助けてもらった とき | 300万円 | ||||
他人をケガさせた 死亡させた | 1億円まで | ||||
あなたが 死亡したとき | 506.5万円 | 290.8万円 | 286万円 | 163.1万円 | 115.7万円 |
車いす生活に なったとき | 約20.2万円~ 506.5万円 | 約11.6万円~ 290.8万円 | 約11.4万円~ 286万円 | 約6.5万円~ 163.1万円 | 約4.6万円~ 115.7万円 |
入院したとき 最大半年 | 7,500円 | 3,500円 | 4,000円 | 2,000円 | 1,000円 |
入院して 手術した | 75,000円 | 35,000円 | 40,000円 | 20,000円 | 10,000円 |
手術したけど その日に家に 帰れた | 37,500円 | 17,500円 | 20,000円 | 10,000円 | 5,000円 |
iPhoneを 落としたら 壊れた | 10万円まで | もらえません | 10万円まで | もらえません | 10万円まで |
表を見ながら考えよう
(ご注意)ここから先は高校生レベルの話になります。
モンベルに払うお金について
– 保険料 –
保険料は 「250円 または 500円」 の2種類があります。5つのコースすべて、救援者費用等補償は同じ 300万円 で、個人賠償責任補償も上限1億円と同額ですので、250円 のほうがおススメだと思います。
ただし、保険料 250円には携行品損害補償はありません。 iPhoneなど高価な物を壊しやすい人は保険料 500円のほうも考慮する必要があります。
救援者費用等補償って?
「遭難したあなたを助けるためにかかった費用(上限300万円)」をモンベルからもらえます。警察や消防隊による救助費用は基本無料ですが、民間やヘリコプターによる捜索救助には多額のお金がかかります。
※民間1人あたり3万円/日
※ヘリは1万円/分と言われています
自力で下山できなくなる可能性
– 救援者費用等補償 –
関東でいえば、高尾山ですら遭難や滑落死(四号路)は起きています。保険に対する考え方は人それぞれですが、救援者費用等補償のためだけでも山岳保険には加入するべきと考えます。特にグループではなく単独で山に行かれる方には「救援者費用等補償」は必要だと思われます。
※数少ない事例ですが、グループ登山の場合は山仲間が助けられる場合があります
他人をケガさせてしまったとき
– 個人賠償責任補償 –
落石により他人に怪我させてしまった場合、法的責任が発生した判例をみつけることはできませんでした。これは「登山は危険なものである」という事実が法廷にも周知されている事実であるためのようです。
また、他人の身体だけでなく他人の物品を破損させてしまった場合にも補償されます。
あなたが死亡した後の事
– 死亡保険金 –
損害保険は複数加入していても1つの保険からしか保険金を受け取ることができませんが、生命保険の場合は複数加入していても複数分の保険金が受け取れます。
「小学生でも登れるような山」で死亡する確率は年末ジャンボ宝くじ1等の当選確率「2,000万分の1」よりも高いです。
※平成28年において15 歳以上の「登山・ハイキング」の行動者は972万7千人です
※大半の方が1年間に山へ行く頻度は3から4回/年です
車いす生活について
– 後遺障害保険金 –
下記の過去20ヶ月の事例をみますと、後遺障害となった事例はみあたりませんでした。
JRO/ジロー補てん金支払実績表
(2020.1~2021.8まで)
入院について考えよう
– 入院保険金 –
「医療技術の進歩」や「国の施策」によりドンドン入院日数は短くなっているのが現状です。
入院保険必要ですか?
悩みますねえ。
ハイキングや富士山登山で
長期入院する可能性
※限りなくゼロに近いと思います
ただし、下記の過去20ヶ月の事例をみますと、もっとも長い入院期間は 42日間 でした。現場は山梨県にある山頂まで2時間程度の高川山です。
JRO/ジロー補てん金支払実績表
(2020.1~2021.8まで)
iPhoneを落としたときのこと
– 携行品損害補償 –
下の動画はYoutubeチャンネル セイケンの箱庭おそと 様の動画です。この動画を拝見しますと携行品損害補償の対応は良いと判断できます。
上の動画作成者のセイケンの箱庭おそと 様から動画共有のご承諾とクレジットカード付帯の携行品損害補償に関する情報をいただきました。
※「クレジットカード付帯の携行品損害補償」を徹底調査しました。国内での損害に対して自動付帯保険がついているクレジットカードをみつけることはできませんでした。
共有して頂いて大丈夫ですが、現在GoProは無償交換が出来るサブスクがあるので、そちらを利用する手もあります。 その他のカメラなどの携行品にも適用される保険の方が安いので、個人的には山岳保険があって良かったです。 また、クレジットカードにも携行品存在補償が付いている物もあるので、それが使えるんじゃないか?と思われる方もいますが、登山での適用はされないと自分は考えています。 自分が持っているカードでは、海外旅行時だけの適用で、なおかつ危険なスポーツ中はダメとの記載がありした。 餅は餅屋ですね。
セイケンの箱庭おそと 様
私なら1泊2日で250円
高い山よりも低山のほうが遭難確率が高まります(後日、別の記事でまとめます)
1泊2日の短期保険に加入してから山に行き、道迷いから遭難し、翌日は大雨などで救助隊が出動できず、発見が3日目となった場合は救援者費用等補償の対象外です。
私がモンベル短期山岳保険に加入するのであれば、コースSB12の1泊2日で250円を選びます。2泊以上の登山はしませんし、長期入院対する補償は不要ですので。
備考
- 出発当日のお申し込みでもOK!
- モンベルクラブへの入会は不要
※モンベルクラブ会員であれば保険料3%のポイントが貯まります - 登山だけでなく、サイクリングやゲレンデスキー、カヤック、カヌーなど、さまざまなアウトドア活動が補償範囲
※自転車で登山口に行く場合などに最適な保険です - 靴ずれ、日焼け、高山病は補償対象外
- 保険の申込み窓口は以下のURLのみ
- 保険料の支払方法はクレジットカードのみ
- 保険責任開始時刻は住居を出発した時刻
- 保険責任終了時刻は住居に帰着した時刻または0時
最後に
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